UA値とは?2 適切な数値とは?

(2024年04月27日)

暖かい家

 

 

 

 

 

 

 

 

GW前

いかがお過ごしでしょうか?

 

前回

UA値という

建物の暖かさを表す数値の事をお伝えしました

<振り返りはこちらをクリック>

 

さて

そういう基準(ものさし)があるのは分かったと

では実際どれくらいの数値がいいの?

という事なのですが

そもそも大上段として

現在は戸建住宅で

断熱に関する法律が義務では無いので

断熱材を入れなくても新築できます!

ですので

住宅各社自己判断で性能値を決めている訳ですが

そんな中

建築の断熱に関する法制度を方向付けている

偉い大学の偉い先生たちが組織を作り独自に設けている

HEAT20

という基準があり

現在戸建住宅の中ではこれが基準となっております

(下からG1・G2・G3となります)

これは現在

強制的な法律では無いのですが

努力義務の基準として断熱等級指標になってます

ちなみに遅ればせながら

2025年より義務化されます!

そこで2025年からの断熱等級を示しておきます

以前は断熱等級4が一番最上位だったのですが

2025年以降はその等級4が最低ランクとなり

最高は等級7まであり

以下のようになります

(6地域:だいたい千葉県柏市辺りの場合)

 

断熱性能 高

等級7 HEAT20のG3と概ね同等 UA値0.26

等級6 HEAT20のG2と概ね同等 UA値0.46

等級5 ZEH水準の断熱基準と同等 UA値0.60

等級4 平成28年 省エネ基準と同等 UA値0.87

断熱性能 低

こんな感じ!

でも

さっぱり感覚が分からんですよね?

なのでもう少し分かり易く言うと

真冬で無暖房で

等級7 概ね15℃を下回らない

等級6 概ね13℃を下回らない

等級5 概ね10℃を下回らない

等級4 論外

っていう感じ

私の経験で言うと

施工がしっかりして

パッシブデザインがキチンと出来ていると

上ブレして+3℃程度以上にはなるかと思います

 

じゃー

どこを目指すのか?

もちろん「等級7」といきたい所なのですが

それだけの性能にする為には

断熱材を分厚く入れなくてはならない訳で

当然費用が上がります

建築は「予算ありき」のお話し

予算が合わなければ建ちません

いわゆる

「コスパが一番良いのはどこか?」

という事になるのですが

フツー(一般的)の木造住宅で

フツーの材料(断熱材)を使って

フツーに施工すると

なんと必然的に等級6は越えてきます!!

まぁ

私から言わせると

基準自体がそもそも大した数値では無いんですよね

もしくは

我々無能な地場工務店の為に

偉い人たちが

絶妙な数値設定をしてくれたのかもしれません…

 

そこで

当社が創る等級6超の家がどんな感じか?

というと

(UA値でいうと0.40前後)

真冬で無暖房でも天気が良ければ

お昼12時の時点で室温20~22℃

10時間経過後の夜22時での温度低下が2℃程度なので

室温は18~20℃程度です

18℃だと

男性はまだまだ素足で半袖でしょうが

女性や冷え性の方だと寒く感じるので

夜1時間位暖房を付けてくれれば

朝起きる時にまた20℃程度になってます

 

どうです?

このくらいで充分じゃないでしょうか?

 

もちろん

等級7を目指しても良いのですが

うちの仕様でいくと

建物本体の坪単価が10万円位上がります…

 

フツーに作って等級6を超えて

それでそこそこ快適で

金額がアップしないなら

これでいいんでは無いかと私は思っております!!

 

まぁ

数値大好きの方とかは

「やっぱり一番上が良い!」

と思うのかもしれませんが…

 

皆さんはどう思いますか?

もし実際に体感したいのなら

OBのお客様宅へご案内致しますよ

 

 

 

 

 

シュッ〆

 

 

 

 

 

 

 

 


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