アーカイブ:1月2025
今年変わる事 後編<アスベスト調査> (2025年01月25日)
に続き後編です
今回はニュースレターでは
紙面の都合上駆け足だったので
大幅に加筆してお届けします
さて
これは今年という事では無く
2022年4月より適用させているのですが
「リフォーム工事におけるアスベスト事前調査」が
義務となりました
もう3年前から始まってるのに
なぜ今取り上げるのか…?
と思われるでしょうか
これは全く当社の事情
当社は新築や大規模リフォームをメインとしており
1,000万円以下のリフォーム工事はここ数年あまりなかったのですが
今年はそのような工事予定が幾つかあり
お客様にも費用面でご負担いただく部分や
理解頂けない部分があるかと思いますので
ここでキチンとご説明しておきます
まずアスベスト(石綿(いしわた))の説明を簡単にすると
自然界に存在する繊維状の物質で
ある期間までは
建築資材の強度を高める為や燃えにくくする為に
ポピュラーに使用されてきた材料なのですが
ばく露から20~30年経った後に
肺がんや中皮種などの
死亡率の高い健康被害が発生する事が判明し
今まで
廃絶の為の措置を講じてきたわけなのですが
今更のような気がしますが
リフォーム工事に入る前に
その含有の有無を確認・報告し
適切な撤去工事に結びつけるというものです
その対象等は
アスベストが確実に入っていない
■木材・金属・石・ガラス・畳・電球
は除外
そして
2006年9月1日(平成18年)以前に着工したものが対象になります
↑
この日付は
これ以降は確実に建築資材にアスベストが含有されていない事になっており
それ以前が対象になるという事です
つまり
いまから20年以上前に作られた建物が対象となります
工事金額や工事面積の制限により
国への報告をしなくても良い工事もあるのですが
どんなに軽微な工事でも調査は義務となります!!
例え¥1,000-の工事でも
石膏ボードにビスを打ち込む
(アスベスト含有の可能性があるものを傷つける行為)
であれば調査義務の対象となります…
例えば
棚を作る¥1,000-の工事でも
その他に
・調査費用(検体調査含む)
・行政への報告手数料
で数万円掛かり
もしアスベスト含有が分かった場合
・アスベスト工事対応手数料
・アスベスト処分費用
で数万~数十万かかる可能性があるという事です…
なんだかな…と思いませんか?
ハッキリ言いますが
健康被害は絶対ダメです!!
うちの社員・大工・職人
そして私も
ガンになるのは絶対嫌です!!
しかし
工事本体の見積りが¥1,000-なのに
見積りして調査費用等を含めるとプラス10万円で
¥101,000-になったとしたら
誰も工事やらないですよね…
しかし今回
国は本気です!!
建設を管轄する国交省だけでなく
健康に関する事なので厚労省
そしてアスベストは飛散する物質なので環境省と
複数の省庁がタッグを組んで推進しているものです
その意気込みもお分かり頂けると思います
私が言うのもなんですが
・いまだにこの事をしらない建設業者もいます
・知っててしらばっくれる業者も沢山います
しかし
私は法令順守でキチンとやります
もしリフォーム工事で相見積もりをとって
「よその会社は1万円だったのに宮崎建設は10万円でかなりボッタくってるな!」
と思われるんだろうな…
という心配もありますが
しょうがないです!!
なので
工事は細かくではなく
なるべくまとめてくれると
金額的には調査費用を薄める事ができるな~
と思っております
色々
世知辛いと言いますか
大変な時代になってきました…
(新築だけに絞ろうかな…という愚痴です)
シュッ〆
2025年も補助金が出ます‼ (2025年01月17日)
みなさんこんにちは。
昨年の11月末に2025年の
「住宅省エネキャンペーン」
の実施が発表されました‼
リフォームに関しては、
高効率給湯器の導入や
省エネ効果の高い断熱窓・断熱ドアの改修、
外壁・屋根・天井または床の断熱改修や
エコ住宅設備の設置、その他工事など
対象の省エネリフォームを行う際に
費用の一部が補助されます。
子育て世帯や若者世帯など縛りが無く、
対象の省エネリフォームを行った
全世帯の方が対象になります。
昨年、弊社でも補助金を利用して
窓の断熱改修やエコキュートの交換、
床下断熱吹き込み工事や
キッチン・お風呂のリフォームをしました。
特に多かったのが窓の断熱改修です。
寒さ・暑さを軽減するには、
窓の断熱性能を高めるのが効果的なので
弊社でもおすすめしています‼
実際窓の断熱改修をした時の画像がこちらになります。
<内窓設置>
↓格子入りの内窓を設置しました。
雰囲気がガラッと変わり窓が華やかになりますね~‼
<カバー工法>
いまある窓枠に新しい窓を被せて
取付ける工法です。
内窓よりもコストはかかりますが、
開け閉めが1回で済むので開閉の手間がかかりません。
段差はできますが、よく出入りする
掃出し窓にはおすすめです。
また、ここのお宅ではガラスは複層ガラスではなく、
真空ガラスを採用しました。
真空ガラスとは、ガラスとガラスの間に
真空層を設けたガラスのことです。
一枚ガラスの約4倍、一般的な複層ガラスの約2倍の
断熱性能があります。
魔法瓶と同じ構造です‼
(カバー工法は窓枠が少し太くなり、ガラスの面積が小さくなります)
小さな黒い点が規則的に入っているのがわかりますか?
これはマイクロスペーサーと呼ばれるもので、
ガラスとガラスがくっつかないように
間にスペーサーを挟み、真空状態を保っています。
↓↓クリック
<玄関ドア>
今年も補助金が出るので
皆さんこの機会にご検討ください。
※新築も補助金が出るのですが、
対象世帯と対象住宅が決まっているので
詳細はお問い合わせください。
今年変わる事 前編<法律・耐震・断熱> (2025年01月13日)
2025年令和7年
遅ればせながら
あけましておめでとうございます
本年もどうぞ宜しくお願い致します
皆様のご多幸をお祈り申し上げ
今年も一年
宮崎建設を宜しくお願い致します!!
<今回は当社NL「ゆたか」の1月号に大事な事を書いたのでここではそれを先行して加筆修正し前後編でお届けします>
皆さんお正月はどのように過ごされましたか?
うちの会社では
暮れに自身や家族がコロナやインフルに罹ったりなどで
社員が少ない会社なのに2人のスタッフが忘年会を欠席…
寂しい感じでしたが
幸いにしてそのまま年末年始の長期休暇に入りましたので
ゆっくり養生できたかと思います
で
私も
3年前にもやったのですが
12月の中旬に再び鼻の手術をし
汚い話しで申し訳ありませんが
内部で出血が止まらず鼻が詰まっているので
久々に数日ゆっくりのんびりしておりました!
気持ちはまだまだ30代後半位なのですが(笑)
たまに現場で作業をすれば前より無理がきかないし
ケガをすれば治りも遅くなってきてるのが事実(泣)
やっぱり休むって大事ですね!
今年は充分英気を養いましたので
頑張ってスタートしていきたいと思います!!
さて
昨年12月のゆたかでは
「闇バイト犯罪のせいで建築屋の現地調査がやりづらくなった!」
というお話をしましたが
2025年
建築業界も大きく変化する事が2点ほどあります
法律が変わった事によるものなので
非常に重要でお客様にも関わる事なのでここでお伝えしておきます
まず一つ目は
この4月より建築基準法の性能に関わる部分と
家を建てる時に申請する
建築確認申請の内容がガラッと変わります
この事はあまりお客様や現場には直接関係ない事なのですが
宮崎建設及び宮崎・奥村にとってはどえらい変更になります…
主な内容はと言いますと
「木造2階建ての住宅」を狙い撃ちした変更で
まさに木造住宅しかやらない当社にとっては大きな変更を迫られるものなのですが
その経緯から説明すると
日本における建築物数
そしてそのメインで馴染みのある建物・工法となるのが
「木造の2階建て住宅」
ですので
国としては
(すみませんここからはぶっちゃけた言い方をしますが…)
一番国民に身近であり数も多い建物に対して
審査が煩雑になる事も避けたいし
遅くなれば国民に文句を言われるし
なにより
あんまり責任も負いたくないので
「緩和」という名の下に
「木造2階建て住宅の構造計算は国では審査しませんよ。その建物を設計した建築士さんに任せますからね」
という事になってましたので
構造計算に関わる書類の添付が必要なく
もし付けて申請を出したとすると
「責任持てないので構造に関する記載は全て除いてくれ」
と言われる始末でした…
「建築士に任せる」
聞こえは良いですが
結局その実は
(ここからは国では無く建築士の話)
建築士もピンキリなので
例えば
デザインばかりにこだわり構造に関する知識不足の人や
新しい法律についていけず古い法律のままの構造計算をする建築士もいて
(建築士のクセに噓でしょ?と思われるかもしれませんがこれが現実なのです…)
一部の意識の高い建築士からは
「これでは命を守る為の住宅の性能が担保されない!!」
という意見が以前より根強く言われていましたが
この度
木造2階建て住宅でも
建築確認申請時に構造計算の添付が必須となり
また少し厳しくなりました!
そしてこれも大きな改革ですが
やっと「断熱材の施工が義務化」となりました!
このゆたかでは何度も言ってきましたが
今までは無断熱で家を建てても法律違反では無かったのですが
いよいよこれが法制化されました!!
これは直接「断熱材」と言うよりも
昨今の「省エネ化・Co2排出量の削減」と
高断熱化により居住者が快適に健康に過ごせる事に繋がり
「健康である事による医療費の削減」
を目的とするものです
「木造住宅の構造計算の明確化及び断熱性能の向上」
これは素晴らしい事です!
私もこの事を今まで何度も言ってきました
そこで当社に当てはめてみると…
今回の「構造計算の明確化」に関しては
も少し詳しく話をすると
「最低限の建築基準法以上の構造計算がなされているかどうか?」
を審査するもので
「高い目標値がクリアされてるか?」
を見ている訳ではありません
なので
最低限でもクリア可能なので
一般的に特別厳しい訳では無く
うちは以前より外部の構造設計者による
耐震等級2ないし耐震等級3を標準とした
高い所に目標を置いているので特別問題無く
断熱性能に関しても
現在の当社の性能からすると半分程度の目標値なので
正直大した性能では無く
充分クリアしているのでこちらも全く問題は無く
この法改正自体はなんて事ないのですが
大変なのはこの事によって
「提出する書類や図面が増え、審査にどえらい時間が掛かる」事なんですよね…
皆さん耐震偽装の「姉歯事件」って覚えてますか?
今からちょうど20年位前の話しなのですが
あの時も法律がガラッと変わったのですが
通常木造2階建て程度の建築確認は1週間~10日もあれば審査が通るのですが
その時の法改正直後は4~6ヶ月程度掛かり
(ビルとかはもっと掛かっていたようですが…)
建築屋はどこも仕事がストップ・倒産増で
まさに官製不況の苦々しい思い出がありますが
今回はそれを想起させるマズイ状況になるのではないかと
今からどこの会社も戦々恐々としております…
あぁ…
なんで国ってもっとスマートに事を運べないのでしょうか?
少しづつ変えてくとか…
AIだって学習機能が付いてるのに…
(まぁ、何か色々な事情があるのでしょうが…)
********************
長くなりましたが
以下
後編へ続きます!
また
1月もリアルセミナーを行います!
皆様宜しくお願い致します!!
シュッ〆
仕事始め (2025年01月08日)
明けましておめでとうございます。
本年もどうぞ宜しくお願いいたします。
みなさん、最大9連休となった
年末年始のお休みはどう過ごされましたか?
ミヤケンは毎年七草までお休みなので
私は今日から仕事始めです。
長いお休みも終わってみればあっという間ですね。
今年は息子とスキー・スノボに
行けたので嬉しかったな。
一昨年は体調不良、昨年は股関節を痛めて
いたので私は行けずにお留守番でした。
今年は雪質もよく滑りやすかったです。
2年前までは息子の方が滑るのが遅くて
途中で待っていたのに、今年は逆パターン(;’∀’)
待たれる側になりました(笑)
久々に楽しいスキーでした。
そしてもう一つ‼
ついにネトフリデビューをしました。
韓国ドラマ好きなので、
沼から抜け出せないと思い
ずっと始められなかったけど
我慢できずに今年からデビューです‼
眠れない夜が続きそうなので、
注意して過ごしたいと思います。
まだ休みボケしてるので
スイッチ切り替えないといけないですね(笑)
みなさん、今年も色々と頑張りましょ‼
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